2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧
胡散臭いエコロジーブームを、冷めた視点で徹底批判。といっても肩の力が抜けた軽めの本で、飲み屋でちょっと面白い話を聞いているような感じ。地球温暖化は「CO2よりも太陽活動の影響の方が大きい」など目からウロコの指摘が次々と。温暖化問題、ダイオ…
教科書的な安藤の本を読んだ後だけに、全篇溌剌とした印象。建築というジャンルが、まだまだ無限の可能性を秘めていることを教えてくれる。ポンピドゥ・センターや関西国際空港などメインストリーム的な巨大建築の他にも、橋、工場、果てはロマンスカーのデ…
近代建築史を概観するには最適の、教科書的な一冊。が、「日本人は古き良き物をすぐ取り壊し、ゼロから作り直そうとする」と嘆いてみせるあたり、ステレオタイプな欧米モダニズム直輸入主義を感じて悲しくなった。スクラップ&ビルドの圧倒的な速度こそが、…
奇才バラードの短編集。カフカ的世界そのものの「ゲームの終わり」が素晴らしい。
言っていることは間違っていないはずだが、素直に納得できない何かがある。胡散臭い。この二人の写真のせいかもしれない。
岸信介、児玉誉士夫、中曽根康弘・・・戦後政治の中枢を担った大物たちの権力の源泉=地下人脈に焦点を当て、その全貌を解き明かす。マクロ的に見るにはいいが、「同窓会名簿に名を連ねている以上、この二人の間に何らかの密談があったとしてもおかしくはな…