2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
言葉巧みに庶民の財布を開かせ、投資へと誘導する。投資信託会社の営業パンフレットのような内容。出版のタイミングがサブプライム問題に重なったが、なぜか売れている。
バブル時代、経営危機に陥った金融機関に日本政府が行った資本注入。今回のサブプライム問題では、この救済役をアラブマネーとアジアの政府系ファンドが担ったという。今後の経済動向に大きな影響を及ぼす事件であることは間違いない。経済をドライブさせる…
必要なのは、子ども以前に親の再教育である。学習院大でカリキュラムを組んで見たらどうか。結構当たるのではないか。戦前生まれの元教師たちを指導教官として再雇用すれば、人件費も大幅に抑制できる。
この手の本を、業界内でも決してメジャーとは言えない人物に書かせた編集者のアイデアがいい。入門書というよりも、マーケティング的視点から見た”マンガ文化論”。横からの物言い、とでも表現したくなるような軽いノリの中に、「一流は無理でも、二流なら目…
恥ずかしくなるほどミーハーな題材。ぐだぐだと続く浅い論考。大学生の「思いつきメモ」程度の内容で獲れてしまう小林秀雄賞とは?養老センセの「バカの壁」と双璧をなす、分かったようで全然分からないマジックワード「クオリア」で当分メシが食えるように…
ネタを書き溜めた2軍ノートから、いくつかを選抜して1軍ノートに移動する。どこかで聞いた話だ。アイデアの作り方は、川喜多次郎と外山滋比古に言い尽くされている。集めた素材からグッドアイデアへ、いかにしてジャンプさせるのか。そこがは永遠の謎であ…
この本を読むと、巷にあふれる「○○○陰謀説」がアホらしく思えてくる。現実を知れば何のことはない。地球という市場を舞台に、ひと握りのパワーエリートたちが、カネとコネを駆使して繰り広げる”経済活動”。それこそが世界の実相である。
海外のグラフィック広告を題材に、様々なコピーテクニックを分かりやすく解説。知的レベルの高い作品が多く、コピーの奥行きも深い。他民族国家のコミュニケーションにおいては、コピーにかかる労働負荷は相当なもの。その悪戦苦闘ぶりはどこか痛々しい。日…
100ページ余りの本だが、もはや19世紀の小説世界に入り込む気力はなく、技巧面に感心しつつも読み飛ばす。
想像していたよりずっと通俗的。読後感は村上春樹。
初版2001年。デジタル化の波はメディアおよび広告環境をどのように変化させるのか。関係者へのインタビューを中心に、多角的な視点で分析を試みた労作。今読んでも様々な発見がある。新聞社ならではの仕事。