日本の地下人脈(岩川隆/祥伝社文庫)

erevan2008-03-02

岸信介児玉誉士夫中曽根康弘・・・戦後政治の中枢を担った大物たちの権力の源泉=地下人脈に焦点を当て、その全貌を解き明かす。マクロ的に見るにはいいが、「同窓会名簿に名を連ねている以上、この二人の間に何らかの密談があったとしてもおかしくはない」式の憶測、伝聞記事が多く、細かい部分の信憑性は薄い。20年ぶりの復刊で、もはや内容的にはネットの方が詳しいだろうし、あくまで概要をつかむためと割り切って読むほうがいい。