2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

チャート式 図解でユカイ(石黒謙吾/ゴマブックス)

良くも悪くも「VOW」な世界。懐かしく、古い。歌謡曲の歌い方を図解したパートが良い。

10+1 no.41(INAX出版)

「実験住宅」の特集号。11のキーワードで分類した”実験住宅カタログ”が見て、読んで、楽しい。建築関係の専門誌だが、一般読者にも開かれた内容になっていると思う。

ズバッと!短文で!語る技術(田村仁/すばる舎)

偶然にも同じ著書の本を続けて読むことに。各章に短い「トレーニング」があり、この内容が非常に優れている。短文の要点を数文字で示す、というだけの作業がこれほど難しいものだとは。ふだんいかに自分が「気分」で話しているかを痛感する。これまで話し方…

一瞬で!心をつかむ売れるキャッチコピーの法則(田村仁/秀和システム)

「商品キャッチコピー」と「広告キャッチコピー」。「企業価値」と「お客様価値」。両者の明確な区別をつけること。これだけ当たり前のことがないがしろにされている広告業界の病。

インタビュー術!(永江朗/講談社現代新書)

取材対象の発言をテープ起こししたものと、活字にまとめられたインタビュー内容との相違に驚く。これは明らかに別物、取材者による創作である。世の中にあふれかえる「インタビュー」なるものの成立過程、ブラックボックスの内部を一瞬垣間見る。世界の実相…

眼の冒険(松田行正/紀伊国屋書店)

「デザインの現場」の連載をまとめたもの。想定ターゲットを学生にしているためか、話が通俗的に過ぎる。講演会などで杉浦康平に対する偏愛を語る著者だが、根本的なところで氏のスタンスと重なっていないように思う。博識かも知れないがインテリジェンスを…

現代建築に関する16章(五十嵐太郎/講談社現代新書)

現代建築にとっての重要キーワードを中心に、広範囲かつ刺激的な論考が展開される。ブックガイドとしても非常に有用。

ブレインの戦術(岸博幸/あさ出版)

ここに書かれているような、いかにも青臭い話で竹中改革が進められていったとはとても思えないが、読後感が「ウェブ進化論」に似ているのが気になる。もしかすると、この圧倒的な楽天性が物事を動かすのか。アメリカンパワーの源泉であるそこを信じるものだ…

洗脳選挙(三浦博史/光文社)

以前読んだ「舞台ウラの選挙」とほぼ内容が重なっている。「舞台ウラ」は、2年前に出版された本書のアップデート版といった感じだ。こんな出版スタイルはありなのか。どちらか1冊買えばOK。

ネットワーク分析(安田雪/新曜社)

当たり前のことを、ことさら難しく考える。その研究のためにどこかから金を引っ張ってくる。学者とは実に愛すべき存在である。

この一冊で世界の地理がわかる!(高橋伸夫/三笠書房)

一国の政治経済は、その国の置かれた地理に強く制約される。当たり前といえば当たり前の話だが、人間が環境的生物であることを再確認するにはいい。

クリエイティブ頭のからくり(袖川芳之/朝日新聞社)

これは凄い。企画開発のバイブル。

イラク戦争と情報操作(川上和久/宝島社新書)

アメリカがやり過ぎてくれたお陰で、戦争の楽屋裏が世界中にバレてしまった。不幸中の幸いだったのかもしれない。今後、一切の仕掛けは難しくなる。

舞台ウラの選挙(三浦博史/青春新書)

「ネット献金」など、アメリカ型選挙の実例が面白い。さかんに広告代理店の悪口を書くのだが、まともな代理店と仕事をしていないのではないか。