2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧
バラードにしては退屈な短編集。表題作だけがまあ読める。「デスノート」みたいな作品もあり。
内容の良し悪しは別として、もし自分がクライアントだったら、この人の話には聞き入ってしまうだろうと思わせる話術がある。プレゼンは人なり。結局有名になるのは、そういう人なのだ。
非常につかみのあるコンセプトだが、ハードカバーを最後まで読み切らせる程のネタ力はなく、後半失速。タイトルの勝利。
一見バラバラなプロットが見事なまでに収斂されていく。巧みな構成力に、震えるようなカタルシスを得た。フランスらしい、どこか詩的で哲学的な深みがある会話も好きだ。後半のカミュ、カフカ的な、不条理な審判に飲み込まれていく展開もいい。ビュトールの…
近所の老朽化したマンモス団地の書店に、異常とも思えるほどの加藤諦三のラインナップが揃っていた。客層がなんとなく想像ついた。まとめ買いには便利だったが。
メディアの最適化はできるかもしれないが、クリエイティブの最適化はいまだ難しい。という一点のみで広告業界の制作チームは余命を保っている。