2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

 シャドー81(ルシアン・ネイハム、中野圭二訳/ハヤカワ文庫)

「メタル・ギア」の小島秀夫氏推薦ということで読んでみた。リアリティは薄いが、テンポの良いアニメ的展開は映画にでもなりそうで、良くまとまっている。クリストファー・ノーランに映画化して欲しい。

 高い城の男(フィリップ・K・ディック、浅倉久志訳/早川書房)

SFでありながら中国の「易経」を駆使しているアイデアが面白い。ストーリー展開もサスペンスフルで楽しめる。「豊饒の海」を思わせるラストも含めて、東洋ムードに満ちた良品。J・G・バラード風でもある。

 イマココ 渡り鳥からグーグル・アースまで、空間認知の科学(コリン・アラード、渡会圭子訳/早川書房)

「空間認知学」の様々なトピック集。興味深い話が多々。