2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧
この本が出版された当時、日本経済は絶頂期で、諸外国との軋轢なども多く、つまり世界における日本の存在感は今よりもはるかに大きく注目度も高かった。いわば世界中が「不可解な国=日本」の内実を理解したがっていた。その世界的需要に、本書はモノの見事…
結局誰が得をしたのか。
騒音トラブルに対する調停機関の設立を提唱し、自ら運動する著者の行動力に感心した。関係各方面への分かりやすいプレゼンツールになっている。
唖然。
NHK-BSの人気番組をムック化。宮台真司のキャスティングが絶妙。このノリで政治番組を作ったら面白いと思う。
不快な装丁にどうしても手が伸びなかったが、一読、とてつもなく面白い。この5年くらいで1、2を争うほど素晴らしい内容だ。
都会に憧れるクリエイター志望の若者たちを狙った、広告業界の小遣い稼ぎ。
そもそも「中流社会」自体が幻想だったと思うのだ。
よくまとまっていて分かりやすい。ことあるごとに手に取って、「思考の素振り」に役立てたい。
著者自らが官僚の曖昧な答弁をやり込めるシーンは痛快だが、論点が専門的すぎてよく理解できず、読み手として傍観者に徹するほかない。
ネットを飛び交う謀略史観のお手軽なガイドブック。
空間社会学とでも言おうか。深澤直人の視点に通じるものがある。
リサイクルは不要、健康診断も無用、血液型はウソだらけ・・・世の流れに棹さした逆説的意見が続出。その保守本道なスタンスは爽快。だが結局、世の中の大半は真実なんか必要としていないんだろうと思う。でなければ納豆ダイエットが嘘っぱちだったと分かっ…
要するにビジネス版「神父の説教」。宗教的下地のある欧米社会では、こうしたものがことさら受け入れられるのだろう。
面白くてためになるのだが、この手の本の常として、しばらくすると内容をさっぱり忘れてしまう。
トイレットペーパー、ゴキブリホイホイなど定番中の定番デザインを、現代的な視点でデザインし直しみたら一体どんなモノが生まれるのか。無印良品の広告キャンペーンで知られる原研哉が各界のクリエイターにお題を出し、その解答である作品群をまとめたのが…
この文庫シリーズによくあるパターンだが、情報量が圧倒的に少ない。
教え方が丁寧でわかりやすく、実際にコピー塾の講義を受けているような臨場感がある。広告コピーというジャンルが過去の遺物であることもまた実感させてくれる。
日本がいまだ製造業中心の前近代的な経済体制である事に、あらためて思い至る。
耐震偽装問題の当事者である、イーホームズ社長・藤田東吾氏自身が書いた実録ドキュメント。藤田氏の告発が日本列島を震撼させる偽装問題の発端であり、事件を俯瞰するためのキーマンとして彼以上にふさわしい人物はいない。しかも彼は元々マガジンハウスの…
平凡で退屈な日常など存在しない。自らの観察眼を磨けば、世界はあまりにも豊穣である。
辞めた人間は、その会社を悪く言う。「被害者」の弁だけを信じていいのか?