パックマンのゲーム学入門(岩谷徹/エンターブレイン)

erevan2010-07-17


ゲーム史に残る傑作「パックマン」の生みの親が語るゲーム論。初版2005年とは信じられない古色蒼然とした思い出話が大半だが、ゲームの神髄を知り尽くした者にしか分からない卓見も随所に溢れ、「最近のクリエイターは遊びからではなく、ゲームから入ってしまう」点を指摘するあたりはさすがだと思う。Wiiの出現を予見している部分も鋭い。