金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか(吉本佳生/光文社新書)

erevan2008-05-03

新書には珍しい500ページの大著。大半は、バカ丁寧でくど過ぎる説明に費やされている。この半分のボリュームで、サクサク読めるものにして欲しかった。とはいえ、金融広告へのリテラシーを鍛えるのに、これに勝る本はないだろう。欠点は、金融商品全般に不信感と拒絶感を抱いてしまうことか。同じ新書シリーズで勝間和代を出している節操のなさはどうかと思いつつ、それこそ健全な出版姿勢なのだと思い直してみる。