ブランド 価値の創造 (石井淳蔵/岩波新書)

erevan2007-10-03

マーケティングの神話」から逆行した印象。ブランドを図示した三角ピラミッドなど、凡百のマーケティング論のフォーマットに戻ってしまった。切り口にも鮮度がない。「神話」があまりにもラディカルな主張だったため、揺り戻しがきたということか。あとがきに「客観主義の罠を避けようとして、主観主義の罠に陥ってはいけない」云々。いまさら変なバランスを取らないでほしい。