巨怪伝(下)(佐野眞一/文春文庫)

erevan2007-05-23

ついに読了。読み終えるのが惜しかった。正力を取り巻く人物たちが、お互いそれとは知らず様々な場面で相関している事実に、人智を超えた何者かの存在を感じずにはいられない。「正力を中心とした惑星配列」は名フレーズ。巻末30ページに及ぶ膨大な参考資料に圧倒される。CIAや裏社会との関係性が一切描かれていないことに注意。