どっからでもかかって来い!(日垣隆/WAC)

売文業と自称するだけあって、先を読ませる力はなかなか。ギャンブラー的な日常と、結構まじめな仕事ぶりとの対比が面白い。インタビューに望む際は、関連書籍を可能な限り読み漁り、一度そのデータを捨て、それでも聞きたい一点に絞って質問する、といった方法論も参考になる。ただ、ケンカ相手が「銀行」「郵便局」「ネット古書店」「ペリカン便」・・・と、みみっちいのが悲しい。相手にすると面倒くさそう、と思わせるのも一つの戦略なのだろうが。