戦争見物(小磯文雄/飛鳥新社)

タイトルどおりの本。バックパッカーに毛の生えたような自称ジャーナリストが
世界の紛争地に出掛けていっては人様に迷惑を掛ける。こんなにいろいろな場所へ
足を踏み入れていながら写真もインタビューも大したものが一つもない。
実際、素人レベルではこのぐらいの取材が限界なのだろう。
トップクラスのジャーナリストたちは、神の領域にいるということだ。
その落差を知る意味で、この本が存在することは貴重だ。