2006-08-11から1日間の記事一覧

在日韓国人の終焉(鄭大均/文春新書)

問題点が簡潔に整理され、論旨も明快。文章がスラスラと頭に入っていく。 語り口は穏やかなのだが、言説のキレは非常に鋭い。新書としての完成度が高い。

プロ作家養成塾(若桜木虔/ベスト新書)

文章教室系の本で「添削前」より「添削後」の方が良くなっている例を見たことが無い。 この本もご他聞に漏れず。紋切り表現オンパレードのデコラティブな「添削後」。 読み進むほどに、書こうという気持ちが萎えていく。

「個」客革命(パトリシア・シーボルト/有賀裕子/翔泳社)

綿密な取材力に裏打ちされた、豊富なケーススタディ集。 ネットビジネスの世界的な動向がダイナミックに描かれており、読み応えがあるが、 今さら大発見のように「お客様は神様」と繰り返す姿にはビックリ。 彼らのマーケット事情と日本のそれとは根本からし…