2011-03-21 白痴、青鬼の褌を洗う女(坂口安吾/講談社文芸文庫) 再読した「白痴」の凄みと完成度には圧倒されたが、その他の作品群があまりにも凡庸で驚いた。想像の域を出ない女性心理のギクシャクした描写など、読んでいて相当イタい。この作家の本質がよく分からなくなった。