究極の思考術(木山泰嗣/法学書院)

erevan2010-01-16

ロジカルシンキング系の本を読みあさるうち、この方法論はアイデアのない人間が理屈で説得するための道具だということが分かってきた。現実の会議で必要とされているのはアイデアであり、それがロジカルかどうかは二の次である。むしろ課題は自分のアイデアをどう通すか?ということであり、本書の「二項対立」思考術は、弁護士ならではの「通し方」の実践的なテクニックが満載である。これこそが「武器」というべきものだ。