新聞・TVが消える日(猪熊建夫/文春新書)

erevan2009-12-09

同じ毎日新聞出身の佐々木俊尚「2011年 新聞・TV消滅」とまったく同じテーマなので読み比べると面白い。こちらは自らが映像ビジネスに転身したこともあり、コンテンツ制作サイドからこの問題を捉えている。音楽、ゲーム産業などにも取材対象を広げ、なかなか興味深い視点が含まれているが、いかにも新聞社的な文体というか、総じて印象が地味。ネットビジネス側にどっぷり浸かった佐々木氏と勢いが違う。