「新しい歴史教科書」の絶版を勧告する(谷沢永一/ビジネス社)

erevan2009-11-30

老人は怒っている。イデオロギー的な側面からではない。信じ難いような間違いやウソ、デタラメが満載されているという、歴史学的的な視点から怒っているのだ。いや、実はそれも違う。怒りの本当の原因は、同じ自虐史観否定派であるにも関わらず、つくる会の教科書作りに誘われなかったことである。知識人のヒステリーほど、面白い物はない。罵倒の言い回しに歯ごたえがある。老人の、痛快な意気軒昂。渡部昇一との共著もぜひ読んでみたい。