日米同盟の正体(孫崎享/講談社現代新書)

erevan2009-11-08

左翼に喚かれ、アメリカに骨抜きにされ、議論することすらタブー視されてきた「軍事」。この問題に対する忌避が、戦後日本に蔓延する空想平和主義の元凶だ。うすぼんやりとした社会的ムードと、個々人の主体性のなさも、すべてここに起因する。戦争について具体的に考えることは、とてつもなくリアルで面白い。