劇的ワンペーパー(中野雅至/光文社)

erevan2007-11-30

一つのフォーマットに情報のピースをハメこんでいけば、いとも簡単に企画書が出来上がるのだ、と。何事も効率重視の元官僚が書いただけに、一応の説得力はあるのだが、何か騙されているような気もする。役立つのは後半の30ページほど。それ以外は同じ話の繰り返しとムダ話で大幅に水増し。読者をナメたこの執筆姿勢は、いずれ著者にマイナスの形でハネ返ってくるだろう。