プリオン説はほんとうか?(福岡伸一/講談社ブルーバックス)

erevan2007-11-19

ノーベル賞評価への再審請求」という刺激的なフレーズ。狂牛病の病原体はタンパク質そのものである、というプリオン説に疑義を呈し、ノンフィクション的手法で真実を追求していく。良質なサスペンス。「生物と無生物のあいだ」に比べるとやや専門性が高いが、「科学」ではなく「エンタテイメント」のコーナーに並べるべき本だと思う。