2012-01-01から1年間の記事一覧

 戦後短編小説再発見⑪事件の深層(講談社文芸文庫編)

 空白の5マイル(角幡唯介/集英社)

21世紀のこの時代に、真の冒険など可能なのか?そのマンガのような問に、横合いから入ってきた、世紀のヘタレ系冒険ドキュメント。古風な文体とダメダメな内容とのアンバランス感。周囲がシリアスに扱っていることも含めて、良質な笑いを与えてくれる。

 人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵/サンマーク出版)

ベストセラーにもたまには良書があるものだ。確かに人生が変わるほどのインパクト。

 ハリウッド・ビジネス(ミドリ・モール/文春新書)

映画ビジネスにまつわる、製作者側のゴシップ集。訴訟がらみのトピックなど面白い。

 世界のホテルで王様気分を味わう方法(ピータ・グリンバーグ、井坂清訳/講談社)

 ビッグデータビジネスの時代(鈴木良介/翔泳社)

 新インナーゲーム(W.T.ガルウェイ、後藤新弥訳/日刊スポーツ出版社)

 武器としての決断思考(瀧本哲史/星海社新書)

タイトルは仰々しいが、中身はごく初歩的なディベート入門。これで7刷。近頃の学生の求める教養はどこまでも薄いらしい。

 旅をする木(星野道夫/文春文庫)

スピリチュアル方面でカリスマ化されているようで、ずっと敬遠していた作家。少年のようなみずみずしい感性、ダイナミックな自然のドラマ、独特の文体。もっと早く読むべきだったか。

 無料ビジネスの時代(吉本佳生/ちくま新書)

 情報デザイン入門(渡辺保史美/平凡社新書)

2001年いまだネット黎明期の本だが、情報量が多く今読んでも非常に参考になる。現在もっともらしく展開しているアイデアの先行事例が、この時点ですでにいくつもある。

 成功する人は缶コーヒーを飲まない(姫野友美/講談社α新書)

 エクスタシー(村上龍/集英社文庫)

 イビサ(村上龍/講談社文庫)

 誘拐の知らせ(G・ガルシア=マルケス、旦敬介訳/ちくま文庫)

 テニスボーイの憂鬱<下>(村上龍/集英社文庫)

 テニスボーイの憂鬱<上>(村上龍/集英社文庫)