2011-04-09から1日間の記事一覧

 陰翳礼讃(谷崎潤一郎/中公文庫)

このタイミングで読んだことで、深くしみじみと共感する。薄暗さによって羊羹がうまく感じる。日本女性の化粧も薄暗さを前提にしている、などの考察が興味深い。執筆されたのは昭和ヒト桁だが、当時から既に周囲の騒音に苦言を呈していたりして面白い。